投資関係

トレードのゲーム2

投稿者: morita 投稿日時: 木, 2006-12-14 21:02

以前このブログで、ニンテンドーDS向けゲームソフトで、トレーディングを扱ったものを紹介しましたが、先日IT系情報を収集していたら、またしても別のニンテンドーDS向けのトレーディングゲームソフトが発売予定という情報を発見しました。

タイトルは「株式売買トレーナー カブトレ!」というもので、
コナミが開発し、マネックス証券が監修をしているようです。

以前紹介したソフト「株トレーダー瞬」は、完全にフィクションの世界で、実在しない銘柄を扱ってトレーディングを学ぶという、どちらかといえばトレーディングを題材にしたゲームという内容のようでした。それに対し、今回紹介するこの「株式売買トレーナー カブトレ!」は、過去5年間の実際にあった東証1部、東証マザーズの全銘柄、会社四季報が登録されていて、現実と同じ条件で、株取引の練習ができるようです。こちらはゲームを通して投資を学ぶ内容のようです。

なかなか興味深いとは思いますが、私の個人的な意見としては、若干の危険性を孕んでいる気もします。過去5年のデータというのが、いつを基点にしているのかは知りませんが、このゲームで投資を学び、ゲーム上で良い成績を出したからと言って現実の相場で勝てるとは限りません。むしろ、そのような場合は稀な様な気さえします。このようなゲームを手に取ってみようと思うのは、恐らく初心者の方が多いはずなので、より危険性があるといえます。

よくよくこのソフトの情報を見てみると、このソフトを購入した後に、ソフトに付属する書類を使ってマネックス証券に口座を開き、5万円以上の入金をした場合、このソフト代がキャッシュバックされるようです。単なる証券会社のプロモーションツールなのでしょうか。

私はこのソフトを実際に試したことがないため、現時点ではなんともいえませんが、もし十分にトレードの危険性やリスクマネージメントなどに関して触れられていないのであれば、単に危ないソフトでしかありません。

このソフト、どうやら本日から発売開始のようです。このブログを読まれている方の多くは、トレードに関して十分な知識をお持ちだと思うので、興味のある方は一度試してみるのもいいかも知れません。

トレードステーション

投稿者: morita 投稿日時: 月, 2006-11-27 21:50

近日、パンローリング社より「トレードステーション入門」という本が出版されます。

この「トレードステーション」ですが、簡単に説明させていただくと、現在存在する市販の自動売買ソフトでは業界標準的な存在として知られています。

この「トレードステーション」には「イージーランゲージ」と呼ばれる独自のプログラミング環境が標準で備わっています。その名前の通り、若干特殊ではありますが、わりと理解しやすく簡単なプログラミング言語で、これを用いて自由にオリジナルの指標や売買システムを記述することができます。

強力なシステム検証機能が備わっているため、何度も自分のシステムを入念に検証することができます。また、豊富なチャート表示機能など、単なるトレードソフトとしても、国内のソフトと比べて非常に強力です。国内の一般的な証券会社の提供しているソフトなどを普段利用されている方は、あまりの高機能さに驚かれることと思います。

この「トレードステーション」には大きく分けて二つの種類が存在し、ひとつは「トレードステーション証券」というアメリカの証券会社に口座を持つことで使用可能になる、「トレードステーション8」。もうひとつは、単品販売されている「トレードステーション2000i」です。

トレードステーション証券に口座をもつ場合、月およそ100米ドル程度で使用可能で、単品の場合はおよそ2400米ドルほどです。

私自身も以前使用していたことがあり、非常に便利で高機能だったことを覚えています。私はトレードステーション証券に口座をもって利用していましたが、現在は使っていません。理由としては、他の方法を用いることで、月々の負担額が減ることがわかったからです。

しかし、私が「自動売買ロボット作成マニュアル」で紹介した、エクセルを用いた自動売買の方法よりも、こちらのほうが投資に特化されたソフトのため、楽に自動売買環境が構築できるといえるでしょう。もし、この程度の額なら払ってもいいので、もっと楽にやりたい!と思われる方、試してみるのも良いかと思います。ただし、エクセルにしてもトレードステーションにしても、簡単なプログラミングの知識を習得しないといけないことに変わりはありません。

不毛な土地、ヨーロッパ

投稿者: morita 投稿日時: 日, 2006-11-05 19:43

以前、大学で経済史という授業を受講していました。その授業の中で、強烈に印象的だったのが、産業革命を中心に見たヨーロッパでした。

産業革命以前、ヨーロッパからアジアへと旅したキリスト教の宣教師たちは、その肥沃な土地を見て「神はなんて不平等な環境をお与えになったのだろう」と嘆いたそうです。アジアでは種を適当に植えておくだけで、たくさん実の生る肥沃な土地を持っていました。それに比べてヨーロッパは、乾燥した栄養のない土地ばかりで、作物を生産するのが非常に困難だったようです。

しかし、アジアに住む人々が、その恵まれた土地でゆっくりと生活する中、ヨーロッパの人々は様々な工夫と努力を重ね、技術革新を何度も起こし、ついに産業革命までたどり着きました。今までは生きるだけで精一杯の生産量しか生み出せなかったのが、一気に余剰の生産を生み出せるようになり、そこから今日にまで続く経済のシステム(市場、価値、交換、効用などの概念)が生まれていったようです。

私が特に興味深いと感じたのは、産業革命前、ヨーロッパでは各個人の農地を、それぞれ右下図のように分散して持っていたというところです。

分散を行うことで、農地を耕す効率は確実に低下します。何故このようなことをやっていたのかというと、それはリスク管理のためだったと考えられています。
当時の人々は、分散して農地を持った場合と、一箇所に農地を持った場合とを統計的に比較し、天候や災害などの観点から、多くの場合、分散して農地を持った場合のほうが総合的に高い生産量を得ることができることを知っていたようなのです。このような考え方は、前述のアジアのような、肥沃な土地を持つ人々が思いつかないようなものでした。

私が面白いと思うのは、逆境に立つことで人々は深く試行錯誤し、その状況を乗り越えるということと、ヨーロッパには現在でも根強いリスクヘッジの考え方が残っているということです。

私も彼らを見習い、逆境を打破できるよう努力し、同時にリスクを回避するよう試行錯誤していきたいです。

トレードのゲーム

投稿者: morita 投稿日時: 土, 2006-11-04 17:48

今年はニンテンドーDSがちょっとした社会現象になりましたね。特に、ゲームにそもそも興味をもっていなかった層まで取り込んだのがすごかったと思います。
さて、そのニンテンドーDS用ゲームソフトとして、カプコンから来年、株式トレードを扱うゲームが発売予定のようです。その名も「株トレーダー瞬」。

「株トレーダー瞬」は、「株」の世界を描いたアドベンチャーゲーム。初めて株トレードの世界に飛び込む1人の若き青年を中心に、トレードを巡る人間模様、人の喜び、悲しみ、醜さなどが描かれ、奥深い人間ドラマが展開する。また、主人公と一緒に株について学んでいけるので、専門知識がなくても株の世界を楽しめる。
(GAME Watchより転載)


 

…といった内容のようです。
ゲームで株やトレードを扱うといったアプローチがされたことは今までほとんどなかったようです。その理由は様々でしょうが、そういったアイディアが今まで生まれてこなかったとは考えにくいと思います。おそらく、ゲームソフトの対象年齢層や株、トレードなどに対するイメージの問題なのではないでしょうか。

いずれにしても、こういったゲームソフトが生まれてくることによって、投資に対する人々の印象や興味がどのように変わってくるのかが興味深いです。まだ発売までには時間があるようですが、時間があればちょっと試しに見てみたいと思います。(ニンテンドーDS持っていませんが…)

GAME Watchの対象記事はこちら
「株トレーダー瞬」の公式サイトはこちら

ラリー・ウィリアムズ

投稿者: morita 投稿日時: 水, 2006-11-01 16:58

本日、ラリー・ウィリアムズ氏の著書「『インサイダー情報』で儲ける方法」を読みました。

ラリー・ウィリアムズ氏は、私の尊敬する偉大なトレーダーの一人です。私自身、彼の著書を読んでトレードを学びましたし、今までのトレードの実践において、彼の考えをいくつも導入してきました。私の著書内でも、彼のテクニカル手法やマネーマネージメント方法などを例に挙げさせていただいています。

彼の日本において入手できる最新作である同書は、「コマーシャルズ」という今までなかなか語られてこなかった分野を中心に、テクニカル分析に生かす方法が紹介されています。「いかに成功を収めているファンドなどと同じポジションを持ち、ついていくか」というのが同書のテーマであり、そのための方法が記されています。

内容的には中級者以上向け、といった感じでしょうか。一通りトレードを知り、また実践して、さらに新たな知識を求めている方にお勧めしたいと思います。うまく応用してトレードに生かすことができる内容だと思います。

また、同氏が来日した際に行ったセミナーのDVDは非常に強力な内容を含んでいます。私自身、かなり参考にさせていただきました。高価ですが、価格以上の内容があると思います。

ところで余談ですが、同書では日本語版のために彼が特別に序文を寄せています。その内容は主に、以前日本に来たときに感じたことです。

彼は初めて来日するとき、自分が日本でどのような扱いを受けるかについて、いろいろと不安を抱いていたそうです。特に、過去の戦争のこともあり、どのような対応をされるのか不安だったのでしょう。しかし、実際に行ってみると、国境の枠を超えたすばらしい出会いや交流があり、それは何者にも変えがたいものだと語っています。

私は個人的に高校生の時、アメリカのカリフォルニア州に留学をしていました。最初に日本を発つとき、私は彼と似たような不安を抱き、そしてすべて終えて帰国するとき、同様に彼と同じような感覚を得ました。なので、彼の序文には強く共感するとともに、過去のことを思い出していました。

ラリー・ウィリアムズ氏は何度か来日されており、上記の通り、日本向けのセミナーをおこなったりもしています。私は残念ながらお会いする機会がなかったのですが、次回来日されたときには是非お目にかかりたいものです。

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